1.多孔質テフロン膜/チューブを用いた拡散スクラバーによる有害ガス除去装置

 多孔質PTFE膜を用いた有害ガス除去の原理

 多孔質PTFE膜を用いた“拡散スクラバー法”による有害ガス除去装置は、102枚の多孔質PTFE膜セルをスリット状にまとめたユニット内に除去液(水)を流すシンプルな構造からなります。

汚染空気をユニットの多孔質PTFE膜セルの隙間に流すとガス成分は拡散して多孔質PTFE膜内壁の孔を透過し、内部の水に簡単に捕集・除去されます。

除去液としては単に水を用いれば良く、水に溶ける多種類の有害ガス成分、アルデヒド(HCHO,CH3CHO)、酸性・塩基性ガス(HF,HCl,HNO3,SO2,NH3,カルボン酸,メチルアミン)等の有害ガス成分の除去処理が可能であり、その適応範囲も極めて広いといえます。

 多孔質PTFE膜を用いた平行板型拡散スクラバーによる有害ガス除去装置(空気処理量:数百m3/h)
    

 多孔質PTFE膜を用いた拡散スクラバーによる有害ガス除去の応用例
    

 


2.活性炭繊維シートを用いた拡散スクラバーによる有害ガス除去装置

 活性炭繊維シートを用いた平行板型拡散スクラバー

 


3.酸化チタン(TiO2)光触媒を用いたプリーツ型/歯車型拡散スクラバーによる有害ガス除去装置

 TiO2光触媒を用いたプリーツ型/歯車型拡散スクラバーによる有害ガス除去の原理

TiO2の光触媒作用と拡散スクラバー法を組合せた本除去装置におけるNOxの除去原理を右図に示します。TiO2光触媒をコーティングした基板の隙間に空気を流すと、ガス成分であるNOxは拡散係数が非常に大きく壁面へ素早く拡散します。壁面へ到達したNOxはTiO2の光触媒作用により最終的にHNO3にまで酸化され、TiO2表面に吸着・除去されます。
このように、拡散スクラバー法は空気を濾過する化学フィルターの原理とは全く異なり平行板の隙間に空気を流すため、通気抵抗が非常に少なく、小さなエネルギーで大容量の汚染空気を除去処理できる利点を有しています。

プリーツ型拡散スクラバー


太陽光を利用する歯車型拡散スクラバー

 薄型平行板型拡散スクラバー

    


 酸化チタン(
TiO2)光触媒を用いた拡散スクラバーの応用例